設定や登場人物まとめ
#掌の記憶

いいかい? ドリー
ここから先は お前ひとりで行きなさい
ああ怖いね よくわかるよ
でもお前はつよい子だ 必ず行けるよ
よくお聞き
その横穴を ひたすら真っすぐに進むんだ
やがて湖に出るから
そこにあるフクロウの祠は知っているね?
中にある 守り神さまの前で
じっとしていなさい
母上はもう先に行ったから
私が行くまで お前が母上を守るんだよ いいね?
さぁ バロンも一緒だ 寂しくはないよ
私のことは心配いらない
何があっても 何が聴こえても
決してここに 戻ってはいけない
さぁ…
・・・・・・・・・
ドレイク お前は素晴らしい子だ
いつかこの先 どんなに怖くても
大事な人の為に
立ち向かわなくてはならない日が きっと来る
その『力』は それまでとっておきなさい
そして その日が訪れたら
迷うことなく その『力』を使いなさい
さぁお行き 強く勇敢な 私の孫よ
また後で
必ず会おう
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いいかい? ドリー
ここから先は お前ひとりで行きなさい
ああ怖いね よくわかるよ
でもお前はつよい子だ 必ず行けるよ
よくお聞き
その横穴を ひたすら真っすぐに進むんだ
やがて湖に出るから
そこにあるフクロウの祠は知っているね?
中にある 守り神さまの前で
じっとしていなさい
母上はもう先に行ったから
私が行くまで お前が母上を守るんだよ いいね?
さぁ バロンも一緒だ 寂しくはないよ
私のことは心配いらない
何があっても 何が聴こえても
決してここに 戻ってはいけない
さぁ…
・・・・・・・・・
ドレイク お前は素晴らしい子だ
いつかこの先 どんなに怖くても
大事な人の為に
立ち向かわなくてはならない日が きっと来る
その『力』は それまでとっておきなさい
そして その日が訪れたら
迷うことなく その『力』を使いなさい
さぁお行き 強く勇敢な 私の孫よ
また後で
必ず会おう
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カジマヤ
#VLAD

それはまるで かざぐるまのように咲く
【カジマヤ】
玩具の『かざぐるま』のような形をした花。
四枚の大きな花弁が特徴。
花言葉は『子守歌』
『マギの一族』には
この花が登場する古い言い伝えがある。
この世にまだ神々が存在していた時代
天より降りてきた炎の荒神が
地上を焼き尽くそうとした
このとき、神に仕える一族が
荒神を鎮めるために
赤子をひとり 生贄として差し出した
生贄によって荒神は鎮まり
地上の人々は救われたが
赤子の母親は
亡き我が子の魂を慰めるために
赤子と最期に別れた地に”かざぐるま”を立てた
一年 また一年と
赤子が生きる筈だった年を過ぎる度に
”かざぐるま”を供え
その数が20を超える頃には
供えられた”かざぐるま”は
まるで花畑のように見えたという
その後 長い年月が流れ
供えられた”かざぐるま”も
朽ちて無くなるほどの時が過ぎた頃
もはや誰も訪れることの無いその地に
あるはずのない”かざぐるま”が供えられている
しかしよく見るとそれは
”かざぐるま”によく似た花であり
今でも母子を慰めるように咲き続けているという
この言い伝えから、一部の地域では
亡くなった子供の墓に『カジマヤ』を供える習わしがあるが、
一般的には 『子を想う母の花』
というニュアンスの方が強く
母親が我が子の健やかな成長を願って、贈られることが多いという。
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#VLAD

それはまるで かざぐるまのように咲く
【カジマヤ】
玩具の『かざぐるま』のような形をした花。
四枚の大きな花弁が特徴。
花言葉は『子守歌』
『マギの一族』には
この花が登場する古い言い伝えがある。
この世にまだ神々が存在していた時代
天より降りてきた炎の荒神が
地上を焼き尽くそうとした
このとき、神に仕える一族が
荒神を鎮めるために
赤子をひとり 生贄として差し出した
生贄によって荒神は鎮まり
地上の人々は救われたが
赤子の母親は
亡き我が子の魂を慰めるために
赤子と最期に別れた地に”かざぐるま”を立てた
一年 また一年と
赤子が生きる筈だった年を過ぎる度に
”かざぐるま”を供え
その数が20を超える頃には
供えられた”かざぐるま”は
まるで花畑のように見えたという
その後 長い年月が流れ
供えられた”かざぐるま”も
朽ちて無くなるほどの時が過ぎた頃
もはや誰も訪れることの無いその地に
あるはずのない”かざぐるま”が供えられている
しかしよく見るとそれは
”かざぐるま”によく似た花であり
今でも母子を慰めるように咲き続けているという
この言い伝えから、一部の地域では
亡くなった子供の墓に『カジマヤ』を供える習わしがあるが、
一般的には 『子を想う母の花』
というニュアンスの方が強く
母親が我が子の健やかな成長を願って、贈られることが多いという。
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天堕つる
#王と皇帝

今でも、電話は苦手だ。
「…殿下」
『・・・・・』
「ブラムド殿下」
『ん?…ああ、悪い。
もう下げていいぞ。』
「・・・・」
『さて…急いで本国に戻らないと…だな。
至急、手配を頼む』
「よろしいのですか?」
『何がだ?』
「本当に…お戻りになられるのですか?」
『・・・・・。』
「・・・・・・・・・・。」
『何を言っている…当り前だ。
俺の家だぞ?』
「…かしこまりました。」
『ふぅ…飛空艇の準備が整い次第、俺はすぐに発つ。
時間が無いから、細かい荷や使用人は後発の便で戻れ。
アドゥミラ公にはまだ…
いや、伏せておくのは難しいか。
あの方には先に、お伝えしておこう。
行くぞ』
「御意」
『なぁ、ビクター。』
「…なんだ?」
『近頃な、 ”葬式慣れ”してきている、冷静な自分がいてな。
…嫌になるよ。』
「気にするな。俺も似たようなものだ。」
『そうか。』
「慣れた方がラクになる事もある。
俺はそれを、悪い事だとは思わない。」
『…そうか。』

あの日のことは、よく覚えている
朝からずっと 母が泣いていたからだ
いつも穏やかに微笑んでいる母が
ひどく泣き叫んでいる姿を見るのは初めてで
祖父が母の隣に寄り添って
慰めている様子を眺めながら
僕は何も出来ずに、立ちすくんでいた
僕の存在に気付くと
母はますます悲しそうな顔をして
僕をぎゅっと抱きしめたまま、泣き続けた
僕はわけがわからないまま
ははうえ どうしたの
どこかいたいの?
だいじょうぶ?
ねぇ なかないで ははうえ
などと、言っていたような気がする
母は
どこも痛くないの
ただ 私のとても大切な人が
とても遠くにいってしまったの
とても とおくに いってしまったのよ
そう言って、ますます僕を強く抱きしめるので
ははうえ ぼくがいるよ
ぼくがずっと ははうえのそばにいる
ぜったい とおくにいかないよ
ね? だからなかないで
そうだ
僕はあの時、母に約束したのだった
絶対に 貴女を独りにしないと
なのに
・・・・・・・・
今思えば あの日から
僕の運命は狂いだした
---------------------------
バルムンク、崩御。
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#VLAD
#人物紹介
▼王と皇帝
ブラムド
・オルテギア帝国第43代目皇帝。先帝の崩御により18歳で即位する。
・直系長子に現れるはずの【竜眼】が発現せず、
代々皇帝が引き継ぐはずの【十王】が継承できなかったことに引け目を感じている。
・13歳の頃、国を出てとある魔法使いのもとで修業に明け暮れる日々を過ごす。
その影響で王族にしては言葉遣いが粗野。
・即位後に現れた異母弟の事で頭を悩ませているが、根っからの兄気質なので
悪態を付きつつも、甲斐甲斐しく世話を焼いている。
・かつてはドレイクの他にも異母弟妹が三人いたが、全員亡くなっている。
ドレイク
・先帝の隠し子。ブラムドと12歳差の異母弟。
6歳で初めて異母兄との対面を果たす。
・先帝と同じ【金の竜眼】を生まれながらに持ち、
幼少期から【十王継承者】としての力の片鱗を見せるが
本人は全く制御できていないので、よくトラブルを起こす。
・辺境の領地に匿われていたが、ある事件をきっかけに帝都に保護された。
その際、事件の詳細を忘れており、故郷に置いてきた母親の安否を気にしている。
・年相応に活発なコミュ強おばけ。
強面のブラムドにも怯まず、すぐ懐いた。
クロイツ
・ブラムドの近習にして幼馴染。22歳。
・皇族近衛である【儀仗兵団】の隊員。
皇帝直轄の一番隊(通称:親衛隊)に所属する腕利きの魔法使い。
・【十王継承者】となれなかった主君の立場を
長年見て来ただけに、ドレイクに対する感情は複雑。
・ブラムドに対しては忠実だが、軍紀破りがかなり多い問題児。
隊長クラスの人間すら手を焼いている。
ラギ
・ドレイク専属の護衛兼毒見係として任命された親衛隊員。19歳。
・浮世離れしたところがあり、主君相手にもフランクに接してしまうため
目付け役であるクロイツにしょっちゅうどつかれている。
・のほほんとしているが実力は折り紙付き。結界班顔負けの解析能力を持つ。
ワグテイル
・ドレイク専属の護衛兼世話係。22歳。
・クロイツと同じくブラムドの幼馴染であり、
今は亡きブラムドの妹姫・シルヴィアと親友だった。
彼女の死後、クロイツと共にブラムドを支えることを誓う。
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▼案山子と騎士
ヴラド
・案山子のような手足の長いクラウンを纏った魔法使い。隻腕。
・大陸最大の魔境【グレイ・ドア】に封じられていたが、脱出。
その際、自分が封じられていた理由を忘れてしまう。
・素顔は女性と見紛うほどの美形。だが本人はもう少し男らしい顔つきに憧れており、
顔のことは褒められてもあんまりうれしくない。
カミーユ
・ハーディンの女騎士。身の丈ほどある長剣を軽々と扱う剣士。
・昔の継承戦争にて行方がわからなくなった
「欠けた十王」の痕跡を探す任務に就いている。
・グレイ・ドアでヴラドに遭遇して以来、行く先々でかち合うので
その度にイラついている。
・かつて故郷を魔法使いに焼かれた過去があり、
魔法使いを憎んでいる。
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