創作 2026/03/09 Mon 才能と苦悩 #皇子と奴隷 きっとわたしには 悲しむ資格すらない 続きを読むわたしが剣を抜いた時 いつも必ず 誰かが死んだ さっさとわたしが死ねばいいのに 殺される勇気も無かったわたしは いつも必ず 誰かを殺した わたしが作り出す死体の数で 賭けに興じる人々の声 断末魔の叫び 泣き声 泥と血の生臭さ 全てが嫌で 全てを無視した その時 決まって降りてくる 頭の中の 恐ろしいほどの静寂と 凍えるような冥い沈黙が 全ての雑念を攫ってくれた 再び音が戻った時 そこは決まって 血の海だった 畳む
才能と苦悩
#皇子と奴隷
きっとわたしには 悲しむ資格すらない
わたしが剣を抜いた時
いつも必ず 誰かが死んだ
さっさとわたしが死ねばいいのに
殺される勇気も無かったわたしは
いつも必ず 誰かを殺した
わたしが作り出す死体の数で
賭けに興じる人々の声
断末魔の叫び
泣き声
泥と血の生臭さ
全てが嫌で 全てを無視した
その時 決まって降りてくる
頭の中の 恐ろしいほどの静寂と
凍えるような冥い沈黙が
全ての雑念を攫ってくれた
再び音が戻った時
そこは決まって
血の海だった
畳む