創作 2025/01/12 Sun 記録と記憶③ #記録と記憶 #王と皇帝 続きを読む 「くはははは! よくやったブラムド。 初めてにしては上出来だ。」 『・・・・・・!』(ゴクリ) 「ん? なんだお前、びびってんのか?」 『べ…べつに! こわくないもん!』 「おう、そうかい。 さすが俺の息子だなぁ。 なら隠れてないで ご挨拶してやれよ、ほれ。」 『わっ!ちちうえ!』 「ほら、しゃんとしろ。 舐められるぞ。 ちゃんと【コイツ】の眼を見て しっかり覚え込ませるんだ。 だれが【主人】なのか、な。」 『~~~~。』 ((((´・ω・`;) 「心配するな。 ちゃんと上手くいってる。 【コイツ】はお前に忠実な【下僕】となった。 お前に危害を加えることは出来ない。」 『しもべ?』 「お前の言うことをなんでも聞く 召使いってことだ。 まぁ色々教えてやれよ。 はじめての【使い魔】だぞ。」 『ふーん…? あ!ねぇ、ちちうえ! ルヴィにも見せたい! 見せていい?』 「あーーー…。 いや、ブラムド。 シルヴィアに見せるのは、だめだ。」 『え~?なんで?』 「おいおい、俺が最初に言った事を もう忘れたのか? いいか、もう一度だけ言うぞ。 今日、ここでの出来事は ルヴィにも、母上にも、 誰にも言ってはいけない秘密だ。 特に、特にだぞ? マクスウェルには 絶っっっっっっっ対に 言っては駄目だ。 …わかるな? 俺と、お前だけの 秘密だ。」 『・・・マクスウェルに、おこられる?』 「怒られる。 絶対に、怒られる。」 『…じゃあ、ひみつにする・・・。』 「よしよし。 いい子だなぁ、お前は♪」 あの日の事は、よく覚えている。 珍しく父親にかまってもらえた 嬉しさもあって 幼い俺は、 ホイホイと親父の 『言う通りに』した。 ちちうえがいるから、だいじょうぶだ。 あの頃の俺は、 親父を信じて疑わなかった。 後に魔法を学んでいく内に 当時の俺が、どれほど『 危険な事をしたか 』 わかった時は戦慄したものだ。 なぜ親父はあの時 俺に『 あんなこと 』をさせたのかは わからない。 ただの好奇心だろうか。 それとも、なにか目的があったのだろうか。 今ではもう、確かめようがない。 ・・・・・・・・・・。 『あの日』のことは いまだに、誰にも言っていない。 畳む
記録と記憶③
#記録と記憶
#王と皇帝
「くはははは!
よくやったブラムド。
初めてにしては上出来だ。」
『・・・・・・!』(ゴクリ)
「ん?
なんだお前、びびってんのか?」
『べ…べつに!
こわくないもん!』
「おう、そうかい。
さすが俺の息子だなぁ。
なら隠れてないで
ご挨拶してやれよ、ほれ。」
『わっ!ちちうえ!』
「ほら、しゃんとしろ。
舐められるぞ。
ちゃんと【コイツ】の眼を見て
しっかり覚え込ませるんだ。
だれが【主人】なのか、な。」
『~~~~。』
((((´・ω・`;)
「心配するな。
ちゃんと上手くいってる。
【コイツ】はお前に忠実な【下僕】となった。
お前に危害を加えることは出来ない。」
『しもべ?』
「お前の言うことをなんでも聞く
召使いってことだ。
まぁ色々教えてやれよ。
はじめての【使い魔】だぞ。」
『ふーん…?
あ!ねぇ、ちちうえ!
ルヴィにも見せたい!
見せていい?』
「あーーー…。
いや、ブラムド。
シルヴィアに見せるのは、だめだ。」
『え~?なんで?』
「おいおい、俺が最初に言った事を
もう忘れたのか?
いいか、もう一度だけ言うぞ。
今日、ここでの出来事は
ルヴィにも、母上にも、
誰にも言ってはいけない秘密だ。
特に、特にだぞ?
マクスウェルには
絶っっっっっっっ対に
言っては駄目だ。
…わかるな?
俺と、お前だけの
秘密だ。」
『・・・マクスウェルに、おこられる?』
「怒られる。
絶対に、怒られる。」
『…じゃあ、ひみつにする・・・。』
「よしよし。
いい子だなぁ、お前は♪」
あの日の事は、よく覚えている。
珍しく父親にかまってもらえた
嬉しさもあって
幼い俺は、
ホイホイと親父の
『言う通りに』した。
ちちうえがいるから、だいじょうぶだ。
あの頃の俺は、
親父を信じて疑わなかった。
後に魔法を学んでいく内に
当時の俺が、どれほど『 危険な事をしたか 』
わかった時は戦慄したものだ。
なぜ親父はあの時
俺に『 あんなこと 』をさせたのかは
わからない。
ただの好奇心だろうか。
それとも、なにか目的があったのだろうか。
今ではもう、確かめようがない。
・・・・・・・・・・。
『あの日』のことは
いまだに、誰にも言っていない。
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