No.63, No.62, No.60, No.49, No.48, No.47, No.46[7件]
降臨

それは突如現れた
遥か天空の月より
一本の矢が放たれたが如く
紅き光が天から海へと墜ち
天地を揺るがす
轟音と閃光
そして時が止まったかのような静寂の後
それは、ゆっくりと立ち上がった
それは人のような形をしている
されど、人に非ず
頭上に輝く光の冠
竜族よりも巨大な体躯
燃え上がる炎を纏い
音も無く、言葉も無く
静かに佇むその姿は
地上に住まう全ての生物に
「不吉」な予感を撒き散らした
後に、
「炎の巨人」と呼ばれるそれは
当世の支配者たる竜族を
絶滅寸前まで追い込み
「竜王」の
命を賭した封印がかけられるまでの間
地上を焼き尽くしたのである
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それは突如現れた
遥か天空の月より
一本の矢が放たれたが如く
紅き光が天から海へと墜ち
天地を揺るがす
轟音と閃光
そして時が止まったかのような静寂の後
それは、ゆっくりと立ち上がった
それは人のような形をしている
されど、人に非ず
頭上に輝く光の冠
竜族よりも巨大な体躯
燃え上がる炎を纏い
音も無く、言葉も無く
静かに佇むその姿は
地上に住まう全ての生物に
「不吉」な予感を撒き散らした
後に、
「炎の巨人」と呼ばれるそれは
当世の支配者たる竜族を
絶滅寸前まで追い込み
「竜王」の
命を賭した封印がかけられるまでの間
地上を焼き尽くしたのである
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※25.10.25 色塗加筆
ビフォアー

バルムンクとクラウディアの話が脳内で渋滞起こしているので、何か描いていこうかと企み中。
ブラムドの母親ビジョンを一応作っとこうぐらいのノリで描いていたクラウディア女史、
大人しいお嬢さんかと思ったら物凄く勝手に動いてくれるので
割とさっぱりとした馴れ初めにする予定が
胃もたれするぐらい重くなりそうです。
武人一家の娘なので肝座ってる実直な気質。
樹木や森に神性を見出す【ドルイド】と呼ばれる神官のひとり。
とあるお役目から森を出て俗世間で生計を立てているが、還俗したわけではない。
神官らしく所作も口調もお淑やかだけど、たまに男前。本人も知らない間に周りから「お姉様」と呼ばれている。
根っからのお人好しなので余計なことに首を突っ込みがち。ブラムドの性格はこの母親に由来する所が多い。
幼少期にバルムンクに関わる事件に巻き込まれているが、生家の名誉に関わる事案なので本人にはあえて知らされていない。
結婚した後、バルムンクはこの件に関して時々追及を受けるがしらばっくれている。
バルムンクが当時を知る者以外で唯一、
イバとの思い出を語った相手。
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【クラウン】
魔法使いたちが操る人形。
本体と意識をリンクさせ、遠方からでも自在に操る高度な術。
『魔境』など、生身で活動困難な場所において真価を発揮する魔法使いたちの分身。
高い集中力と技術が必要なので、並の魔法使いにとってはかなり消耗する術だが
高位の魔法使いともなると
遠方へのお使いに【クラウン】を使用するなど
日常使いしている。
【クラウン】は奇妙な見た目をした人形が多く、
「あえて不気味に」
「あえて滑稽に」造るのが
彼らの美学のようである。
しかし武器である銃を扱う際には
生身と感覚を近づけた方が操りやすくなる為、
『手』だけはリアルに造っている。
こうして【クラウン】を極めた者は『マスタークラス』と呼ばれ、
複数の弟子を抱えているが大抵アタマがおかしい者が多い。
身元を隠す目的で使用する者も多く
【クラウン】の時と生身とでは異なった名前を名乗る事も。
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