創作 2025/11/03 Mon 主と下僕と友と友 気が付けば 少年は泣いていた #皇子と奴隷 続きを読む斬り捨てている敵への情けなど、微塵も無い だが斬っても斬っても現れる その敵兵の多さに 友の死を望む者の多さに 怒り 悲しみ そして、 この中へ独り、身を投じていった 友の絶望を思った その思いに気付かなかった 己の無能さを嘆いた 少年は泣きながら剣を振るう 血を浴びながら友を想う ただ突き進み 斬り拓き まっすぐと 友が待つ場所へ その魂に狂気を纏いながら 少年は疾った。 畳む
気が付けば 少年は泣いていた
#皇子と奴隷
斬り捨てている敵への情けなど、微塵も無い
だが斬っても斬っても現れる その敵兵の多さに
友の死を望む者の多さに
怒り
悲しみ
そして、
この中へ独り、身を投じていった
友の絶望を思った
その思いに気付かなかった
己の無能さを嘆いた
少年は泣きながら剣を振るう
血を浴びながら友を想う
ただ突き進み
斬り拓き
まっすぐと
友が待つ場所へ
その魂に狂気を纏いながら
少年は疾った。
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