マギの民 【マギ】ドラグーン・ハーディンの宗派が生まれる以前遥か昔から存在した 『古代の魔法使い』たちの総称。続きを読む吟遊詩人としての一面もあり、稀に街に下りてきて披露される歌声は『神の歌い手』と称されるほどである。伝統衣装に身を包み、眼を常に覆い隠した奇妙な格好をしている。奥深い森や人里離れた場所にひっそりと暮らし、伝承を守り続けている神秘の一族…では、あるが。そのイメージとは裏腹に、かなりフランクな人々で巡業先ではたちまち人気者になる。イメージ商売、という理由で巡業ではマギの伝統楽器『リュタ』を使う事が多いが当人たちは別に楽器のこだわりは一切無くピアノ、トランペット、シンバル、ハーモニカ、カスタネットとなんでも使えるし、むしろ使いたがる。マギがドラグーン・ハーディンの争いに干渉しない一方で、ドラグーンとハーディンたちも互いに『マギの前では諍いを起こさない』という暗黙の了解がある。それはマギを争いに巻き込まない為…ではなく両者が緊迫した空気になればなるほどマギたちがそれに合わせるかのようにBGMを勝手に編曲・演奏し始めるからである。それがまた絶妙なタイミングで効果音入れてきたりあるいは間の抜けた音楽に仕上げてくるので両者脱力して喧嘩終了となる。争いを好まず、のほほんとしたノリの良い人々であるが一族のことに関しては一切語ろうとはしない。また、ドラグーンとは違った『魔法』を使えるが、それがどんな『魔法』なのかも謎に包まれている。別に喧嘩の仲裁したいとかではなくて、本当に単純にBGM入れたいだけのマギの皆さん。目を離した数秒の内に楽器を持ち替えるから油断も隙も無い。知らん間にどこからか楽器を取り出す四次元ポケットの使い手。東西南北文化国境関係なしに楽器ならなんでも手を出す。そして極める。多分バグパイプとかアコーディオンも習練済み。左の彼が持っているのは「ヴィブラスラップ」『カーッ!!』っていう時代劇みたいな音がするアレ。マギの人々は、常に目を覆い隠しているので「前が見えていない」「元々目が見えない」という誤解を受けがちだが別に目が不自由というわけではない。彼らがしている眼帯は、外側は透けないが内側は透過して見える仕様。なので目隠し状態で暮らしているわけではない。マギは顔半分隠れている状態が常なので眼帯の意匠によって個人を判別している。同じデザインは二つとなく、それぞれの家庭によって特徴がある。家長や年長者になるほど、その意匠は凝ったものになる。眼帯のデザインを変える事は自由だが、『顔』の替わりでもあるのであまり変えすぎると、同族ですら会う度にいちいち「どちら様ですか?」と訊かれてしまうのが面倒なので、変える者は殆どいない畳む 2025.11.3(Mon) 20:57:38 VLAD
【マギ】
ドラグーン・ハーディンの宗派が生まれる以前
遥か昔から存在した 『古代の魔法使い』たちの総称。
吟遊詩人としての一面もあり、
稀に街に下りてきて披露される歌声は
『神の歌い手』と称されるほどである。
伝統衣装に身を包み、
眼を常に覆い隠した奇妙な格好をしている。
奥深い森や人里離れた場所にひっそりと暮らし、
伝承を守り続けている神秘の一族…
では、あるが。
そのイメージとは裏腹に、かなりフランクな人々で
巡業先ではたちまち人気者になる。
イメージ商売、という理由で
巡業ではマギの伝統楽器『リュタ』を使う事が多いが
当人たちは別に楽器のこだわりは一切無く
ピアノ、トランペット、シンバル、ハーモニカ、カスタネットと
なんでも使えるし、むしろ使いたがる。
マギがドラグーン・ハーディンの争いに干渉しない一方で、
ドラグーンとハーディンたちも互いに
『マギの前では諍いを起こさない』という
暗黙の了解がある。
それはマギを争いに巻き込まない為…ではなく
両者が緊迫した空気になればなるほど
マギたちがそれに合わせるかのように
BGMを勝手に編曲・演奏し始めるからである。
それがまた絶妙なタイミングで効果音入れてきたり
あるいは間の抜けた音楽に仕上げてくるので
両者脱力して喧嘩終了となる。
争いを好まず、のほほんとしたノリの良い人々であるが
一族のことに関しては一切語ろうとはしない。
また、ドラグーンとは違った『魔法』を使えるが、
それがどんな『魔法』なのかも謎に包まれている。
別に喧嘩の仲裁したいとかではなくて、
本当に単純にBGM入れたいだけのマギの皆さん。
目を離した数秒の内に
楽器を持ち替えるから油断も隙も無い。
知らん間にどこからか楽器を取り出す
四次元ポケットの使い手。
東西南北文化国境関係なしに
楽器ならなんでも手を出す。そして極める。
多分バグパイプとかアコーディオンも習練済み。
左の彼が持っているのは「ヴィブラスラップ」
『カーッ!!』っていう時代劇みたいな音がするアレ。
マギの人々は、常に目を覆い隠しているので
「前が見えていない」「元々目が見えない」
という誤解を受けがちだが
別に目が不自由というわけではない。
彼らがしている眼帯は、外側は透けないが
内側は透過して見える仕様。
なので目隠し状態で暮らしているわけではない。
マギは顔半分隠れている状態が常なので
眼帯の意匠によって個人を判別している。
同じデザインは二つとなく、
それぞれの家庭によって特徴がある。
家長や年長者になるほど、その意匠は凝ったものになる。
眼帯のデザインを変える事は自由だが、
『顔』の替わりでもあるので
あまり変えすぎると、同族ですら会う度にいちいち
「どちら様ですか?」と訊かれてしまうのが面倒なので、
変える者は殆どいない
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