【激戦隊】・皇室警護・帝都防衛が主任務である儀仗兵団から バルムンクが部隊編成した対魔導精鋭部隊。・兵団の部隊・序列関係なく編成され、本来儀仗兵が出撃するはずのない 前線エリアに派遣される。 皇帝直属部隊なので、他の部隊・兵団の命令系統からは独立しており、 主にバルムンクの企みの為に動く皇帝の特殊部隊。・メンバーは度々入れ替わるが、主要メンバーである 『絶界のロディエル』 『斬光のモーガン』をはじめ、 『黒剣のヤドヴィガ』 『鉄槌のガレン』など、 序列階級のある魔法使いは必ず在籍している。・この当時は『血塗れのシド』という異名で恐れられた魔法使いも 所属していたが、ほどなく呪障(魔法による肉体・精神負荷が長年蓄積された ことによって起こる病や障害)によって戦線離脱。後にアズマが後任についた。・完全にバルムンクの独断編成部隊なので正式名称はなく、 『激戦隊』というのは他の部隊から呼ばれ出した仇名。 激戦区に現れ、どの部隊よりも激闘を繰り広げて勝利する事から由来する。 続きを読む-----------------…以上の条件で降伏して頂ければ皇帝陛下も、『国王一族以外の命』は取らぬとの仰せです。いかがでしょうか?将軍閣下。----!!----!------!!!!!そう仰ると思いました。いくら劣勢に立たされているとはいえ、貴方ほどの将が『主君を裏切り、その首を差し出せ』などという条件を飲むはずがない。だからこそ我が主君も、貴方をお選びになったのですよ。よもや国王も、貴方が裏切るとは露とも思っていないでしょうから。---!!--------!諫言痛み入ります。お互い辛い立場ですが…しかし私も仕事ですので。--、----。---!我々を殺しますか?そうでしょうとも。最初から交渉では無く、それが目的だったのでしょう?でなければのこのこ敵陣に現れた我々をこうもすんなり貴方の前に通す筈がない。ただ…ひとつお訊ねしても?なぜ、我々全員を、同じ部屋に入れてしまったのですか?”例え帝国の激戦隊といえど””武器を取り上げれば大丈夫”?”魔法を封じれば何もできない”?確かに、このような見事な封印結界を敷かれれば並の魔法使いは赤子同然でしょうな。”並”の魔法使いなら。ところで話は変わりますが。大事なご子息にはもう少し賢いお目付け役を付けた方がよろしいかと。隣の部屋から盗み聴きは結構ですが、こんな話をご子息に聞かせたくはなかったでしょう?それから後ろの幕裏で控えておられる優秀かつ名立たる指揮官の方々。末端の兵士にもちゃんと眼を光らせておいた方がいい。警戒命令を出している筈なのに、陣の中で酒盛りしている者が多数いますよ。緊張感が無いですねぇ。…おや、国王陛下の義弟であらせられるグレイグ将軍までお越しとは。これはこれは、まことに恐縮の至り。---、-------!いえいえ、まさか。探知術など、使える筈がございませんよ。ここがまだ、貴方がたの結界の中であれば。----私の”二つ名”をご存じですか?将軍。もう一度だけお尋ねします。降伏しては頂けないでしょうか?畳む 2024.11.2(Sat) 22:44:04 くれない
【激戦隊】
・皇室警護・帝都防衛が主任務である儀仗兵団から
バルムンクが部隊編成した対魔導精鋭部隊。
・兵団の部隊・序列関係なく編成され、本来儀仗兵が出撃するはずのない
前線エリアに派遣される。
皇帝直属部隊なので、他の部隊・兵団の命令系統からは独立しており、
主にバルムンクの企みの為に動く皇帝の特殊部隊。
・メンバーは度々入れ替わるが、主要メンバーである
『絶界のロディエル』
『斬光のモーガン』をはじめ、
『黒剣のヤドヴィガ』
『鉄槌のガレン』など、
序列階級のある魔法使いは必ず在籍している。
・この当時は『血塗れのシド』という異名で恐れられた魔法使いも
所属していたが、ほどなく呪障(魔法による肉体・精神負荷が長年蓄積された
ことによって起こる病や障害)によって戦線離脱。後にアズマが後任についた。
・完全にバルムンクの独断編成部隊なので正式名称はなく、
『激戦隊』というのは他の部隊から呼ばれ出した仇名。
激戦区に現れ、どの部隊よりも激闘を繰り広げて勝利する事から由来する。
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…以上の条件で降伏して頂ければ
皇帝陛下も、『国王一族以外の命』は取らぬとの仰せです。
いかがでしょうか?将軍閣下。
----!!
----!------!!!!!
そう仰ると思いました。
いくら劣勢に立たされているとはいえ、貴方ほどの将が
『主君を裏切り、その首を差し出せ』などという条件を飲むはずがない。
だからこそ我が主君も、貴方をお選びになったのですよ。
よもや国王も、貴方が裏切るとは露とも思っていないでしょうから。
---!!
--------!
諫言痛み入ります。
お互い辛い立場ですが…しかし私も仕事ですので。
--、----。
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我々を殺しますか?
そうでしょうとも。
最初から交渉では無く、それが目的だったのでしょう?
でなければのこのこ敵陣に現れた我々を
こうもすんなり貴方の前に通す筈がない。
ただ…ひとつお訊ねしても?
なぜ、我々全員を、
同じ部屋に入れてしまったのですか?
”例え帝国の激戦隊といえど”
”武器を取り上げれば大丈夫”?
”魔法を封じれば何もできない”?
確かに、このような見事な封印結界を敷かれれば
並の魔法使いは赤子同然でしょうな。
”並”の魔法使いなら。
ところで話は変わりますが。
大事なご子息にはもう少し賢いお目付け役を
付けた方がよろしいかと。
隣の部屋から盗み聴きは結構ですが、
こんな話をご子息に聞かせたくはなかったでしょう?
それから後ろの幕裏で控えておられる
優秀かつ名立たる指揮官の方々。
末端の兵士にもちゃんと眼を光らせておいた方がいい。
警戒命令を出している筈なのに、
陣の中で酒盛りしている者が多数いますよ。
緊張感が無いですねぇ。
…おや、国王陛下の義弟であらせられる
グレイグ将軍までお越しとは。
これはこれは、まことに恐縮の至り。
---、
-------!
いえいえ、まさか。
探知術など、使える筈がございませんよ。
ここがまだ、貴方がたの結界の中であれば。
----私の”二つ名”をご存じですか?将軍。
もう一度だけお尋ねします。
降伏しては頂けないでしょうか?
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