MEMO

創作語りとかラクガキ

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No.15

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【激戦隊】

・皇室警護・帝都防衛が主任務である儀仗兵団から
 バルムンクが部隊編成した対魔導精鋭部隊。


・兵団の部隊・序列関係なく編成され、本来儀仗兵が出撃するはずのない
 前線エリアに派遣される。
 皇帝直属部隊なので、他の部隊・兵団の命令系統からは独立しており、
 主にバルムンクの企みの為に動く皇帝の特殊部隊。


・メンバーは度々入れ替わるが、主要メンバーである

 『絶界のロディエル』
 『斬光のモーガン』をはじめ、
 『黒剣のヤドヴィガ』
 『鉄槌のガレン』など、
 序列階級のある魔法使いは必ず在籍している。


・この当時は『血塗れのシド』という異名で恐れられた魔法使いも
 所属していたが、ほどなく呪障(魔法による肉体・精神負荷が長年蓄積された
 ことによって起こる病や障害)によって戦線離脱。後にアズマが後任についた。


・完全にバルムンクの独断編成部隊なので正式名称はなく、
 『激戦隊』というのは他の部隊から呼ばれ出した仇名。
 激戦区に現れ、どの部隊よりも激闘を繰り広げて勝利する事から由来する。

 






 

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…以上の条件で降伏して頂ければ

皇帝陛下も、『国王一族以外の命』は取らぬとの仰せです。


いかがでしょうか?将軍閣下。




----!!

----!------!!!!!




そう仰ると思いました。


いくら劣勢に立たされているとはいえ、貴方ほどの将が

『主君を裏切り、その首を差し出せ』などという条件を飲むはずがない。


だからこそ我が主君も、貴方をお選びになったのですよ。

よもや国王も、貴方が裏切るとは露とも思っていないでしょうから。



---!!

--------!



諫言痛み入ります。

お互い辛い立場ですが…しかし私も仕事ですので。



--、----。

---!



我々を殺しますか?


そうでしょうとも。

最初から交渉では無く、それが目的だったのでしょう?


でなければのこのこ敵陣に現れた我々を

こうもすんなり貴方の前に通す筈がない。




ただ…ひとつお訊ねしても?



なぜ、我々全員を、

同じ部屋に入れてしまったのですか?



”例え帝国の激戦隊といえど”



”武器を取り上げれば大丈夫”?



”魔法を封じれば何もできない”?



確かに、このような見事な封印結界を敷かれれば

並の魔法使いは赤子同然でしょうな。



”並”の魔法使いなら。






ところで話は変わりますが。


大事なご子息にはもう少し賢いお目付け役を

付けた方がよろしいかと。



隣の部屋から盗み聴きは結構ですが、

こんな話をご子息に聞かせたくはなかったでしょう?



それから後ろの幕裏で控えておられる

優秀かつ名立たる指揮官の方々。


末端の兵士にもちゃんと眼を光らせておいた方がいい。


警戒命令を出している筈なのに、

陣の中で酒盛りしている者が多数いますよ。

緊張感が無いですねぇ。



…おや、国王陛下の義弟であらせられる

グレイグ将軍までお越しとは。


これはこれは、まことに恐縮の至り。




---、

-------!




いえいえ、まさか。


探知術など、使える筈がございませんよ。


ここがまだ、貴方がたの結界の中であれば。






----私の”二つ名”をご存じですか?将軍。








もう一度だけお尋ねします。






降伏しては頂けないでしょうか?








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