No.32, No.31, No.30, No.29, No.28, No.27, No.26[7件]
#設定
竜と人間 Ⅱ
------------------------
竜の裁可によって
『魔法』を失った人々は
竜を怖れ その殆どが
竜の力が及ばぬ
地下世界へと逃げ込んだ
しかし地上には
竜を慕い
残った者もいた
かつて
虐げられた人々だった
『魔法』を使えない
地上での生活は過酷なものだった
しかし 彼らはもう
高度な文明を求めなかった
彼らは
人間に
『罰』を与えた竜を
崇め続けた
神から賜った力を
欲の為にしか使えなかった人間への
当然の『罰』だと
彼らは受けいれた
時折
人々の前に現れた竜を前にすると
彼らは
赦しを乞うように祈り続けた
そんな彼らを前に
竜はもう
『罰』を与えようとは思わなかったが
彼らに二度と
『魔法』を与えることもしなかった
その代わりに
竜は
彼らに
『歌』を与えた
『歌』であれば
誰も血を流すことは無い
『歌』であれば
誰も死ぬことは無い
この過酷な暮らしの慰めに
人々は『歌』をうたった
そんな暮らしがずいぶんと
ずっとずっと
長く続いた頃
ある時
月から 星が堕ちてきた
光を纏い
炎を纏い
神々しくも
恐ろしい
『それ』を
人々は『炎の巨人』と呼んだ
天空は
巨人の炎で夜を焼かれ
大地は
巨人の炎に覆われていき
海原は
巨人の炎で干上がっていく
竜は
人々に言った
あの『巨人』は
全てを滅ぼす使いである
我々『竜』も 『人』も
地上の生き物全てが等しく息絶える
死の使いである
いずれ来るはずだった 『約束の時』が
とうとう きてしまった
それを聞いた人々は
祈ろうとした
『死』を受け入れる為の祈りだった
しかしそれを
竜は止めた
竜は言った
『約束の時』は
『竜王』と『巨人』との約束である
『約束』はいずれ 果たされるべきである
しかしそれは 今ではない
『わたし』はこれから『竜王』に背き
『約束の日』を 先延ばす
『わたし』はもう
お前たちの前に現れることは無い
『竜』はもう
世界を監視することは無い
お別れだ
『祈りのにんげん』たち
『わたし』が教えた『歌』を謡って
ときどき 『わたし』を 思い出しておくれ
竜は飛び去った
とおく とおく
『巨人』が燃え立つ 海の上へと
同胞の竜が
次々と焼け墜ちていく 空の下へと
飛び去った
やがて
赤く染まっていた天空に
闇夜に戻り
唸りをあげていた熱風が
声を潜め
まさに火が消えたような
静寂が戻ったが
竜は戻らなかった
永遠に
畳む
竜と人間 Ⅱ
------------------------
竜の裁可によって
『魔法』を失った人々は
竜を怖れ その殆どが
竜の力が及ばぬ
地下世界へと逃げ込んだ
しかし地上には
竜を慕い
残った者もいた
かつて
虐げられた人々だった
『魔法』を使えない
地上での生活は過酷なものだった
しかし 彼らはもう
高度な文明を求めなかった
彼らは
人間に
『罰』を与えた竜を
崇め続けた
神から賜った力を
欲の為にしか使えなかった人間への
当然の『罰』だと
彼らは受けいれた
時折
人々の前に現れた竜を前にすると
彼らは
赦しを乞うように祈り続けた
そんな彼らを前に
竜はもう
『罰』を与えようとは思わなかったが
彼らに二度と
『魔法』を与えることもしなかった
その代わりに
竜は
彼らに
『歌』を与えた
『歌』であれば
誰も血を流すことは無い
『歌』であれば
誰も死ぬことは無い
この過酷な暮らしの慰めに
人々は『歌』をうたった
そんな暮らしがずいぶんと
ずっとずっと
長く続いた頃
ある時
月から 星が堕ちてきた
光を纏い
炎を纏い
神々しくも
恐ろしい
『それ』を
人々は『炎の巨人』と呼んだ
天空は
巨人の炎で夜を焼かれ
大地は
巨人の炎に覆われていき
海原は
巨人の炎で干上がっていく
竜は
人々に言った
あの『巨人』は
全てを滅ぼす使いである
我々『竜』も 『人』も
地上の生き物全てが等しく息絶える
死の使いである
いずれ来るはずだった 『約束の時』が
とうとう きてしまった
それを聞いた人々は
祈ろうとした
『死』を受け入れる為の祈りだった
しかしそれを
竜は止めた
竜は言った
『約束の時』は
『竜王』と『巨人』との約束である
『約束』はいずれ 果たされるべきである
しかしそれは 今ではない
『わたし』はこれから『竜王』に背き
『約束の日』を 先延ばす
『わたし』はもう
お前たちの前に現れることは無い
『竜』はもう
世界を監視することは無い
お別れだ
『祈りのにんげん』たち
『わたし』が教えた『歌』を謡って
ときどき 『わたし』を 思い出しておくれ
竜は飛び去った
とおく とおく
『巨人』が燃え立つ 海の上へと
同胞の竜が
次々と焼け墜ちていく 空の下へと
飛び去った
やがて
赤く染まっていた天空に
闇夜に戻り
唸りをあげていた熱風が
声を潜め
まさに火が消えたような
静寂が戻ったが
竜は戻らなかった
永遠に
畳む
#設定
これは遠い遠い むかしの話
今では一部の語り部しか
知らない『竜』の伝説
『魔境』が生まれるより遥か前
『旧世界』と呼ばれていた
むかしむかしの 世界の話
竜と人間 Ⅰ
-----------------------
世界はかつて
竜によって管理されていた
ひとつの生き物が増えすぎないように監視し
世界のバランスを保つことが
竜の役目だった
人々は、この偉大な英知の象徴でもある
竜を崇めていた
竜もまた
地上でも特に個性的な考えを持つ
「人間」という生き物に興味を持ち
竜の力の一部を人間に与えた
その竜の力は後に
『魔法』と呼ばれるようになった
人間は『魔法』を生活に役立てた
『魔法』は人々を幸せにした
竜はただ その様子を見ていた
ある時
人々の間で争いが起きた
きっかけが何だったのかはわからない
ただ争いはどんどん大きくなり
人々は
戦いの武器として
人を傷つける道具として
『魔法』を使った
『魔法』は多くの命を奪い
『魔法』は多くの国を焼いた
『魔法』は多くの森を焼き
『魔法』は大きな海をも汚し
『魔法』は多くの生き物の住処を奪った
竜は ただ見ていた
長い長い争いが
ようやく収まると
人々は
より良い暮らしを求めて
『魔法』を使い
国を大きく発展させた
大きな工場が建ち並び
そこから出る黒い煙が
空を覆った
そこから出る灰色の水が
川を汚した
『魔法』は
”人間”の生活を 幸せにした
そして
強い『魔法』を使える者ほど
弱い者を虐げ
奪い
踏み付けにした
やがて『魔法』は
”強い者”の象徴になった
竜は
ただ見ていた
”幸せな人々”は
姿を見せなくなった
竜のことを
すっかり
忘れ去っていた
もうとっくに
死んでしまって
生きていないとすら
思っていた
”虐げられた人々”は
”幸せな人々”が支配する国を捨て
竜のもとへ
戻ることにした
そして
竜は現れた
竜は”人々”に向かって
こう言った
お前たちに与えた『魔法』を 返してもらおう
この言葉を聞いて
”幸せな人々”は言った
ふざけるな 古くさい神め
こんな理不尽が許されるか
と
この言葉を聞いて
”虐げられた人々”は言った
どうぞ御心のままに 我が神
貴方に全てを委ねます
と
そして”人々”は
『魔法』を喪った
国は機能しなくなり
『魔法』で支えられた文明は
脆く
あっけなく
立ちどころに
崩れ去った
さらに竜は
混乱する”人々”に対して
まるで
追い打ちをかけるかのように
文明の抜け殻となった
”人々”の都市を
徹底的に破壊した
畑を耕すかのように
虫を駆除するかのように
ただ淡々と
無情に
人の文明を
全て
無に帰していった
畳む
これは遠い遠い むかしの話
今では一部の語り部しか
知らない『竜』の伝説
『魔境』が生まれるより遥か前
『旧世界』と呼ばれていた
むかしむかしの 世界の話
竜と人間 Ⅰ
-----------------------
世界はかつて
竜によって管理されていた
ひとつの生き物が増えすぎないように監視し
世界のバランスを保つことが
竜の役目だった
人々は、この偉大な英知の象徴でもある
竜を崇めていた
竜もまた
地上でも特に個性的な考えを持つ
「人間」という生き物に興味を持ち
竜の力の一部を人間に与えた
その竜の力は後に
『魔法』と呼ばれるようになった
人間は『魔法』を生活に役立てた
『魔法』は人々を幸せにした
竜はただ その様子を見ていた
ある時
人々の間で争いが起きた
きっかけが何だったのかはわからない
ただ争いはどんどん大きくなり
人々は
戦いの武器として
人を傷つける道具として
『魔法』を使った
『魔法』は多くの命を奪い
『魔法』は多くの国を焼いた
『魔法』は多くの森を焼き
『魔法』は大きな海をも汚し
『魔法』は多くの生き物の住処を奪った
竜は ただ見ていた
長い長い争いが
ようやく収まると
人々は
より良い暮らしを求めて
『魔法』を使い
国を大きく発展させた
大きな工場が建ち並び
そこから出る黒い煙が
空を覆った
そこから出る灰色の水が
川を汚した
『魔法』は
”人間”の生活を 幸せにした
そして
強い『魔法』を使える者ほど
弱い者を虐げ
奪い
踏み付けにした
やがて『魔法』は
”強い者”の象徴になった
竜は
ただ見ていた
”幸せな人々”は
姿を見せなくなった
竜のことを
すっかり
忘れ去っていた
もうとっくに
死んでしまって
生きていないとすら
思っていた
”虐げられた人々”は
”幸せな人々”が支配する国を捨て
竜のもとへ
戻ることにした
そして
竜は現れた
竜は”人々”に向かって
こう言った
お前たちに与えた『魔法』を 返してもらおう
この言葉を聞いて
”幸せな人々”は言った
ふざけるな 古くさい神め
こんな理不尽が許されるか
と
この言葉を聞いて
”虐げられた人々”は言った
どうぞ御心のままに 我が神
貴方に全てを委ねます
と
そして”人々”は
『魔法』を喪った
国は機能しなくなり
『魔法』で支えられた文明は
脆く
あっけなく
立ちどころに
崩れ去った
さらに竜は
混乱する”人々”に対して
まるで
追い打ちをかけるかのように
文明の抜け殻となった
”人々”の都市を
徹底的に破壊した
畑を耕すかのように
虫を駆除するかのように
ただ淡々と
無情に
人の文明を
全て
無に帰していった
畳む
慟哭

幼い頃からそうであった
殿下は決して泣くことが無い
母君を見送った朝も
父君に銃口を向けられた夜も
あの方は決して泣くことは無かった
最初から そんなものは 持ち合わせていないかのように
あの方の竜眼が 涙で歪むことは無い
ただ
あの追憶の黄昏で
まばたきひとつせず
嗚咽の声ひとつ無く
辺りが宵闇に包まれて
明けの明星が昇るまで
ただ「其処」に座していた あの御姿を
私は忘れることが出来ない
畳む

幼い頃からそうであった
殿下は決して泣くことが無い
母君を見送った朝も
父君に銃口を向けられた夜も
あの方は決して泣くことは無かった
最初から そんなものは 持ち合わせていないかのように
あの方の竜眼が 涙で歪むことは無い
ただ
あの追憶の黄昏で
まばたきひとつせず
嗚咽の声ひとつ無く
辺りが宵闇に包まれて
明けの明星が昇るまで
ただ「其処」に座していた あの御姿を
私は忘れることが出来ない
畳む
記録と記憶①
記録:xx年x月xx日
観察対象:No.8341
・日光、水の供給を停止してから7日目。
養分として与えたラット3匹は
わずかな体毛と骨を残して分解されている。
やはり生物から栄養を摂取すれば
水が無くとも生存できるようだ。
・そして生物からの摂取の方が
生長と再生が格段に速い。
面白い事にこの個体は
人型を模すように再生する。
・以前からこの種は、捕食した生物の形状に
変化することは確認されていた。
しかしその殆どが四足動物で
人型に化ける個体は確認されていない。
・この個体が過去に人間を捕食し
その形状を記憶したと推察できる。
しかし生息地の環境から
人間だけを過剰に摂取したとは考えにくい。
・なぜ数多くの捕食した生物の中から
人間の形状を取ろうとするのか。
次の実験では、人間の血液を与えてみ
「ちちうえーーーーー!
これなーにー?」
「若様いけません!お待ちください!」
・・・・・・・はあーーーーーーーー…。
「あ、待て止まれ!
それに触るなブラムド!
おい、マクスウェル…
おちび連れて来んなよ。」
「申し訳ございません、陛下。
偶然通りかかったところに
ここへ入り込もうとする若様をお見かけしたものですから。
お止めしたのですが…」
「それはご苦労だったな。
ミハはどこだ?
こいつのお守りはあいつの役…って、
さ、わ、ん、な、
つってんだろうがお前は。」
「え~、なんでダメなの?」
「お前の破壊神っぷりは有名だからな。
先週は書庫の書物に足跡つけまくったとか?」
「あ!わかったこれガイコツだ!」
「聞け。」
「それにしても…
相変わらず趣味が良いとは
言い難いものばかり研究されていますね。
【タタリガダリ】に
【シゲンバナ】…
どなたか呪い殺すおつもりで?」
「お前とかな」
「おや【モドキガミ】ですか、これは。
実に珍しい」
「あんな頭が堅い人間になるなよブラムド。
わかったか?」
「わかんない!」
「変わった形態をしていますね…
一体何の実験です?」
「まぁ色々と、だ。
まだまだ観察段階だな」
「しかしこの種は
国が認めた研究機関以外での保有は禁じられている
第一級禁種ではありませんでしたか?」
「よく知ってるな。感心感心。」
「……そう定められたのも
陛下であったと記憶しておりますが。」
「ああ。
だから何の問題ない。」
「・・・・・・・陛下」
「そう睨むな、お堅い”堅牢”よ。
いつだって俺が法律だろ。
なぁブラムド?」
「ちちうえがホウリツ?」
「若様に悪質な帝王学を刷り込まないでください。」
「おおらかに育てる方針なんだよ、うちは。」
「左様でございますか。
それ故に若様の多少のいたずらも
おおらかにお許しになるのですね。
流石、御心が広くていらっしゃる。」
「あ?
・・・・・・・おいブラムドお前それ
いつの間にどこから持ってきた!?」
「ひろった。」
「嘘つけ!
あ、コラ押すな!返せ!
~~~~なんでガキってのは
ボタンだのスイッチだのやたら押したがるんだ」
「あー!かえして~!」
「やかましい。この槽を開けるな。
せっかく整えた実験環境を台無しにする気か、
お前。」
「・・・・・・・・・・・・」
「何笑ってんだ、貴様」
「いえ、なにも。」
「も~かえして!
かえしてよ、ちちうえー」
「くどい。
一体何がしたいんだ
お前は」
「だってでたがってるんだもん」
「・・・・・はぁ?」
「ほら、ずっとこっちみてるよ?」
------------------------------------
どれくらい
こうしていただろう
”故郷”に いたころは
時の ながれなど
かんじたことも なかった けれど
ここにいると ずいぶん ながい事
こうして いるような 気が してくる
いつ日が のぼり
いつ日が しずんだのか
まっくらな ここにいると
なにも わからない
ここは せまい
くうきが おもい
みずも ひかりも
なにも ない
なにも ない この中に
あるひ やってきた ちいさな ネズミは
すぐうごかなく なって しまった
すっかり 冷たくなって しまうまで
ながめた あと
少しずつ たべた
たべながら ながれて きたのは
『コワイ』
『クルシイ』
ちいさな ネズミたちの 記憶
いきものの 記憶
コワイとは なんだろう
忘れないように
ゆっくり たべた
------------------------------
音しか きこえない せかいに
ちいさな あしおとが やって きた
あしおとが 目の まえで とまる
いつも きこえる
ニンゲンの 成人個体の
ものとは ちがう
たかい 声
ニンゲンの 幼体
目が あった
目のまえに あるのは
くらやみ だったが
なぜか
目が あったような 気がした
記憶に ある ニンゲンの 幼体は
こんなに つよい
気配を もって いた だろうか
いや そもそも
この 幼体は
・・・・・・・・・・・・・
わからない
----------------------------------------
「・・・・・」
「・・・・・」
「?」
「そりゃ気のせいだ、ブラムド。
こいつは生き物じゃない。
庭に咲いてる草花と同じで
ただの木の枝だ。
人みたいな形してるから
見られているように感じただけだ。」
「そうなの?
ん~~~でも・・・」
「…そろそろシルヴィアが
昼寝から起きる頃じゃないか?
またお前がいないと
兄様兄様って泣きまくるだろうな。
戻らなくていいのか?」
「あ、そうだった!
じゃあね、ちちうえ!
タバコひかえめにするんだよ!」
「どこで覚えたそんな台詞…
…クラウディアか」
「・・・・・・」
「・・・・・・・・・・」
「・・・コレに、意思があると思うか?」
「なんとも申し上げれません…
ですが若様は、以前から
こういったものに関して
我々よりも敏感に感知されますので。」
「魔境の物とはいえ、植物だぞ?」
「もしかすると、新種の【人外】かもしれません。
いずれにしても、得体が知れない事は確かです。
研究もほどほどされて
早めにご処分なさってください。」
「…ふむ」
(その前に少し試してみるか…)
「絶対に駄目です。」
「何も言ってねぇが?」
「よからぬことをお考えの顔でした。
よろしいですか、陛下?
間違っても、絶対に、
【名付け】など、されませんように。」
「・・・・・・チッ。」
(読まれたか…)
「魂が宿ってしまいます。
ましてや【人外】の可能性がある個体になど
何が起こるかわかりません。
厄介事は貴方だけで十分なのですから。」
「さらっと暴言吐きやがったなお前。」
「まだまだ申したいことはございますが
我慢致しましょう。
陛下、お約束してください。
でなければ今、ここで、それを燃やします。」
「わかったわかった。
観察が終わり次第、こいつは焼却処分する。
書類にサインでもすればいいか?」
「【名約】でお願い致します。」
「…いい加減にしろよ貴様。」
「お願い、致します。」
「・・・・・・・・」
「・・・・・・・・・」
「・・・・・・はぁー、
【我、バルムンク・シイ=オルテギアの
名にかけて誓う】
…満足かボケ!本当に信用ねぇな!」
「結構です」
「このクソモノクルが、
不敬罪でいつか殺す…。」
「ええ、ええ。
その日が来ることを楽しみしております。」
畳む